ネパール南部の低地で、絶滅の瀬戸際にあったベンガルハゲワシが増え続けている。2026年7月に鳥類学の専門誌『Ibis』に載った論文によれば、2012年頃を底に、道路沿いの調査で数えられる数が年12.7%の割合で伸びてきた。調査は2025年まで続いている。 回復の理由として著者たちが第一に挙げるのは、よく知られた給餌場のにぎわいではない。牛に使う痛み止めの一種が、動物薬を扱う薬局の棚から消えたことである。法律がその薬を禁じたのは2006年。数が上向くまでには、そこからさらに数年がかかった。その数年に何があっ ...