2026年3月17日、環境省が第5次レッドリストを公表した。北海道に生きるタンチョウは、絶滅危惧Ⅱ類から準絶滅危惧へと一段階引き下げられ、絶滅危惧種の一覧から外れた。1952年の調査で確認されたのは、わずか33羽だった。その回復を支えたのは、一人の校長と、数人の子どもたちが始めた行為である。 猛吹雪の日に、子どもたちが見つけたもの タンチョウは江戸時代まで北海道各地にいて、冬は本州まで渡っていたと考えられている。それが明治期の乱獲と湿地の開発によって激減し、一時は絶滅したものと思われていた。1924年、釧 ...