大西洋に浮かぶ島国カーボベルデ。その東端のボアビスタ島では、6月から10月の夜、赤いライトを頭につけた巡視員たちが砂浜を歩き続けています。産卵に上がってくるアカウミガメを数え、密猟者を寄せつけないためです。巡視員の中には、かつて同じ浜でウミガメを捕っていた人たちがいます。 2026年、この島の27年分の観察記録をまとめた論文が、学術誌『Biological Conservation』に掲載されました。産卵活動は80倍に増え、カーボベルデは世界有数のアカウミガメの産卵地になったと見られています。観光と保全が ...