収穫したパイナップルを売るために、市場で夜を明かす。それも、ときには女性や子どもまでもが。ソロモン諸島の山あいの村では、それが長いあいだ当たり前の光景だった。2026年6月、その村で小さな出来事があった。人々が自分たちの手で、初めてパイナップル果汁を瓶に詰めたのである。たった60本あまり。けれどそれは、市場まで身体を運ぶ暮らしから、村で完結する暮らしへと踏み出す、最初の一歩だった。 pineapple juice on white wooden backgroud 市場で夜を明かす ゲゲデ村は、ソロモン諸 ...