92万5,088枚。オーストラリア北部、西アーネムランドの岩の大地に仕掛けられたカメラが撮りためた写真の数です。そのうち動物が写っていたのは、17万2,290枚でした。 残りの75万枚あまりは、風に揺れた草や、通り過ぎた影が写っただけの「空振り」です。それを一枚ずつ人の目で確かめてきたのが、この土地の先住民レンジャーたちでした。 2021年、そこにAIを入れる話が持ち上がります。ただし、この記事で追いたいのは「AIが何を減らしたか」ではありません。それを入れるかどうか、どんな条件でなら入れていいかを、誰が ...