2026年3月6日、厚生労働省がiPS細胞を使った再生医療2製品の製造販売を承認した。重症の心不全と、パーキンソン病。iPS細胞を使った治療製品の承認は、世界で初めてである。山中伸弥教授らが2006年にマウスでこの細胞の作製を報告してから、ちょうど20年が経っていた。 ただし、この日に起きたのは「治療の完成」ではない。むしろ、長い検証の始まりだった。 Image by Miroslaw Miras from Pixabay 選択肢が、心臓移植しかなかった人たち 承認された一つは、大阪大学発のスタートアップ ...